小学生から始めるおすすめのRoblox開発書籍 3選
こんにちは、ノエプロです。
教室でも利用しているRobloxの書籍をご紹介したいと思います。
Robloxでプログラミングを学ぶための書籍はそもそもまだ少ないです。
Robloxはビジュアルプログラミングではなく、Luaという言語を利用したテキストプログラミングの技術が必要となりますので、最低でもScratchを一通りマスターした小学校高学年あたりからやってみるのがお勧めです。
Luaという言語自体は、近年のIT業界の現場では積極的に採用される言語ではなく、比較的なマイナーな言語に位置します。
ただ、言語ごとの文法は大きく外れないため、LuaをマスターすればPythonやJavaScriptに関しては比較的すんなり習得できるかと思います。(大きく分けると、言語は「スクリプト言語」と「コンパイラ言語」に分けられるため、C言語やJava等を習得しようと思うと少し異なります。静的型付け言語や動的型付け言語など、細かく分けるとより違いがあります。)
Robloxの良い点は、ワールドの作成自体はエディタで行うため、プログラミングが不要でも作れます。キャラクターや物に細かい動作をつけようと思うとプログラミングが必要になりますが、少ないコード量から実際にゲームを動かして体験できるため、楽しく学べるところだと思います。
Robloxでゲームをつくろう!
プログラミング教室を運営されているD-SCHOOLさんの書籍です。
アスレチックゲームを1から順番に作っていく形式で構成されています。Roblox Studioの使い方から、各パーツの設置方法などを学びます。設置したパーツを透明にしたり、消したりといったところから徐々にLuaによるプログラミング要素を学んでいきます。
いきなりLuaの難しい文法が出てきたりはせず、少しずつプログラミングも学んでいくため、RobloxやLua初心者にはお勧めの一冊です。
プログラムの内容についてはまだ完全に理解はできていないですが、見よう見まねでアレンジしてすごくクオリティの高いアスレチックゲームを作っている子もいます。
教室ではRobloxをやる子にはまずはこれを勧めています。
ROBLOXでアスレチックゲームを作ろう 5つの標準パーツの組み合わせだけでモデリングする!
ひーちゃん@ROBLOXクリエイターさんという方の書籍です。
こちらもアスレチックゲームを作成しながら学ぶスタイルですが、前述の書籍と比べると少しテクニカルな内容も多い書籍です。Luaの文法についてはある程度知っている前提となっているため、文法を習得していない子供rw達にとっては難しい内容となります。
標準パーツを組み合わせて作るモデルの作成方法をいくつか載せてくれているのが良かったです。モデルはツールボックスで検索して出てくるものを流用しがちですが、これだと(既にプログラミングもされていて)あまり勉強にならないため、モデルの作成方法を丁寧に解説してくれているのはとても助かります。
「パーツはフォルダにまとめるといいよ」とか、小学生は整理力もネーミング力も低い(というか意識しない)ので、そういったところを教えてくれているのも良いポイントかなと感じました。
ゴリッタ先生と作る!ROBLOX(ロブロックス)ではじめてのゲーム!
よんりんさんの全3部作のシリーズとなっています。
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1作目はプログラミングはあまりありません。主に2作目からプログラミングを学び始めます。1作目を読み終えた時点では「この書籍はちょっと微妙?」という印象でしたが、2作目からは良かったです。解説の図解がとても分かりやすかったです。
作るゲームが上記2作とは少しテイストが異なり、単なるアスレチックゲームではないところが面白いポイントでした。
また、モジュールスクリプトの使い方について丁寧に解説がありました。重要なテクニックですが、ここまで触れられている書籍は無いように思います。
3作目になると、複数人プレイを意識したクライアント/サーバーの概念などを学びます。各ストレージの使い方や役割、リモートイベントなどについて丁寧に解説されています。本格的なゲームを作り上げていく上では必要な要素となります。
こちらの書籍は少しテクニカルな内容が多めな印象ですので、前述の2作で基本を身につけた後などに読むと、理解が深まり上級者への道がひらけていけるのではないかと思いました。
最後までお読み頂きありがとうございました。